2005年04月30日

業界・企業選択の指針

前回、業界選択を検討する際の指針として、「何か自分の中でテーマを決める」という話を書いた。それとは別に僕が業界を選択する際の指針としたことがもう一つあったので、そのことについて書いてみたい。ただ、注意点としてはこの指針には多少のリスクがあるということだ。なので、チャレンジしたい人向きではあるが、堅くいきたい人向けではないかもしれない。

その指針とは「その当時、注目されていない業界にしよう」ということだった。理由はいくつかあったが、一番大きな理由としては人材の競争率が激しくないこと、だ。どういうことかというと、その時に注目されていないということは人気の業界ではないということなので、優秀な人材が必ずしも集まっているとはいえないということだ。例えば、今トヨタという会社に入ったとしよう。この会社は現在、日本のみならずアメリカのビッグ3を脅かす存在になっている。ダイムラークライスラーはほぼ抜き去り、フォード・GMも抜き去ろうかという勢いだ。日本の税収が40兆そこそこにもかかわらず、トヨタの納税額は1兆円くらいある。日本の税金の40分の1はこの会社が払っているのだ。

少し話がそれた。今、トヨタという会社に入ろうとすると競争率が激しいことは容易に想像できるであろう。東大・京大を初めとする国立大や私大のトップクラスの連中の中でも、成績優秀な人間達が集まってくる。そうすると運良く入社できたとしても、自分のやりたい仕事ができるかというとその確率は非常に低い。僕が就職活動していた当時、NTTドコモなんてただのポケベルの会社だった(10年ほど前)。3-4年前には就職人気企業ランキング上位トップ10に入っていた(2004年にはトップ10から外れている)。就職人気企業も世間での注目度に左右されるところがあるので、惑わされてはいけない。つまり、僕が就職した当時にNTTドコモに行こうと考えた人間は、少し変わっているのかもしれない(ただ、当時はNTT分割前だったので、NTTが一括採用して配属時に振り分けてた可能性はある)。

つまり、これから「きそうな」業界に入れば自分達が仕事を覚えて第一線で仕事をするときには、かなりおもしろい仕事ができる可能性があるということだ。今人気の企業に入ったとしても、10年後、20年後、30年後には全く見向きもされない業界になっている可能性もある。

僕が就職を決めたのは、ある人材派遣会社だった。その当時人材派遣業界について調べようと思い紀伊国屋に行ったのだが、あったのはたった一冊の本だけだった。マーケットの規模も当時と現在では比べ物にならない。ただ、選んだ会社がもう一つだったのと、「教育と人材派遣を結びつける」という狙いはイマイチ当たらなかったので、職を変えてしまったが。良かった点は、やはり成熟した業界ではなかったので、いろいろチャレンジすることはできた。僕自身は面白かったが、目論見が完全にあたったとは言えないので、多少のリスクがあることも否めない。

結論としては、人気企業・業界に入ると優秀な人材に囲まれることになるので競争が激しく入社してからが厳しい、人気企業・業界でない会社に入ると自分が大活躍できる可能性もあるがそれが外れるリスクもあるということ。このどちらを選ぶかは本人の好みだろう。
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2005年04月29日

就職活動を始めるとき

就職活動を始めるときに、何から手をつけたらいいのだろうか?就職活動と一言で言っても、やることはたくさんある。業界研究、企業研究、会社訪問、OB・OG訪問、自己分析、エントリーシート記入、面接対策などなどだ。まずはやはり自分がどういう仕事をしたいか、を考えることから始めることだろう。

そのためには、ある程度の自己分析も必要だろうし、業界や企業の研究も必要だろう。始める時期にもよるが、だいたい大学3年生の秋くらいからぼちぼち始めてみる。漠然とでもいいので、こういう業界がおもしろそうといった感じで、業界から調べていくのがいいだろう。

僕がやったのは、あるテーマを決めて業界を考えていった。その当時(今でもあまり変わっていないが)、僕が一番興味を持っていたのは「教育」だった。バイトでやってた塾の講師で教育の楽しさや難しさを垣間見て、その流れで教育に関連するような仕事に興味を持ったのだ。僕達が就職活動したときには、インターネットという便利なものがまだ普及していなかったので、主にリクルートなどから送られてくる会社情報が情報収集の主役だった。それを利用して銀行・商社・マスコミ・メーカーなど一通り検討してみたが、もうひとつピンと来なかった。

そこで自分が一番興味があることは何だろう?と考えてみたのだ。そこで行き着いたのが、上記の「教育」。それは人それぞれなので、何でもかまわないと思う。しかも、最初の段階で決め付けるのもよくない。なぜなら会社訪問などをしていくと興味も変わっていくからだ。とはいえ、なんらかの指針がないと最初の一歩が踏み出せないので、その指針としてテーマを決めてはどうだろうか。僕の場合は「教育」だったが、「安全」「人との出会い」「金儲け」「知的財産」「遊び」などなど、本当に何でもかまわない。そのテーマからどんどん発展させていけばいいのではないだろうか?

僕は、「教育」ということから、塾業界(教職をとってなかったので教員免許がなかったから)や人材派遣(教育によって付加価値をつけることができると考えたから)の業界を選択した。

もう一つ、業界を選ぶときに指針としたことがあった。それは次回に書きたい。
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2005年04月28日

英語と就職その2

前回、英語フォーカスして書いてみたが、就職活動というよりは就職してからという話かもしれないが、英語力=日本語力ということを考えてみたい。

英語力=日本語力と言われてもあまりピンとこないかもしれないが、「英語ができるようになる」ということは何もネイティブっぽい発音をしてスラングをたくさん知っているということではない。「英語力がある」「英語ができる」ということは「英語という言語を使って自分の考えていることを相手に伝えることができる」ということだ。英会話学校などはどちらかというとネイティブっぽくなりましょう、というアプローチである。だから母国で何をしていたかわからないような外国人を雇っていたりする。金髪・青い目だったら母国で大学を出ていなくたっていいかもしれない。もちろんちゃんとした英語学校もある。

話を元に戻そう。絶対に間違ってはいけないのは、言葉は思いを伝えるための道具にすぎない、ということ。社会人になってから感じることは、発音なんてカタカナ英語でもかまわないのだ。大事なのは、「思い」だ。つまり、仕事においては話す内容が大事なのだ。日本の文化を理解し、欧米との文化の違いをきちんと説明する。要するに日本語で日本文化を説明できない人間が、どうあがいても英語で説明できるはずがない。英語圏の国では、小学生でも英語を話しているのだ。欧米と日本の商習慣の違いなどは結構あって、請求書をどういうタイミングで出すかということから違っている。外資系に勤めているとそういうことを説明する必要も結構ある。その場合に、文法が間違っていようが、"a"が"the"になっていようが関係ない。とにかく、自分が何を考えているのかをきちんと伝えなければいけない。日本企業に勤めてても原則は同じだ。

日本人の英語コンプレックスはすごい。だから星の数ほど英会話学校がある。大学生のみなさんに言いたいのは、中途半端に英会話学校なんか行って自分に投資している気になっているくらいだったら、大学の勉強を死ぬほどやったほうがいい。それか自分の興味あることを極めた方がいい。英語ができないなんてどうでもいい。最悪通訳を雇えばいいのだ。それよりも自分が伝えることを何か持っているかどうか、これの方が大事だ。自分の伝えたいことを日本語で伝えられる練習をしてほしい。そうすれば必然的に英語力もアップします。もちろん最低限の文法(中学生程度)はきちんとマスターしてください。

アメリカに1年ほど滞在して確信したことは、国際化というのは自分の国・文化のことを誇りに思いしっかり勉強すること、ということだ。まず自分の国・文化を誇り、相手の国・文化を尊重すること、これが国際化である。
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2005年04月27日

英語と就職その1

英語ができると就職に有利か?この問題を考えるときに、まず最初に「英語ができる」ということはどういうことかを考える必要がある。「英語ができる」にはいくつかパターンがある。

まずは、帰国子女。これも当然いろいろパターンがあるが、例えば高校生までアメリカで過ごし日本の大学を出ましたとかいう場合。当然、英語は会話・読み書き、全く問題ない。が、しかし、この場合は逆に日本語がちゃんとできない場合が多い。もちろんご両親が日本人であると日本語は理解できるし、話もできるのだ。が、英語と日本語の大きな違いをイマイチ乗り越えられていない場合があるのだ。それは敬語。アメリカに滞在していたときに、幼少のころからアメリカで過ごし、両親は日本人というアメリカのカレッジに通っている学生と話す機会があったのだが、敬語がほとんどできない。だから、ものすごく誤解される。なぜなら見た目は完全な日本人なのに、思いっきりタメ口だからとても生意気な奴、という印象を受けてしまうからだ。

英語ができるのだが、日本語・日本文化を理解していないという点で多少損はする。だが、日本の大学を卒業すれば、日本語・日本文化もキャッチアップできるだろうから、就職には結構有利だろう。しかも外資系企業で海外とのやり取りが多い場合には、かなり有利にはなる。

次に、大学まで日本にいて在学中に1-2年留学した場合。これも単に海外にいてブラブラしてました、くらいでは売りにならないだろうが、カレッジに通う、交換留学、などであれば結構有利になる。

次に、1ヶ月-半年程度の短期で留学してた場合。「英語」という意味ではこれはほとんど売りにはならない。もちろん、そこで得た経験をきちんと話しできればそれはそれで売りになる。

次に、留学などの経験はないものの、TOEIC・TOEFL・英検などのスコアや級をもっている場合。TOEIC800点以上とかだったら多少の売りにはなると思うが、それほど有利にはならないだろう。ないよりあったほうがマシという程度。

次に、英会話学校に通ってましたという場合。これは売りにはしないほうがいい。

僕は2社外資系(欧と米)の会社を経験しているが、さほど英語は重視されない。が、使う機会は本社の人間とのミーティングなどでたまにある(もちろん部署によって英語の重要度は違う)。全くできないというのは問題だが、なんとかなるものだ。しかも、その程度の英語は日本のそこそこの大学を卒業すれば、社会人になって勉強してもなんとかなる。ただ、外資系の会社だと出世していくごとに英語を使う機会が増えていくので注意。

僕なりに考えた最適な方法は、日本の大学に入って在学中に1-2年海外の大学に留学することだろう。もしくは、大学を卒業し海外の大学院を卒業することだ。中身がともなった英語力ということで評価される。英語力をアップするためには日本語力をアップさせることだ。

次回もこの話題で書いてみたい。英語力=日本語力というところをもう少し掘り下げてみる。
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2005年04月26日

文系、理系

就職の際に文系、理系、または学部によって有利不利はあるのだろうか?この場合、学部に直結するような職種、例えば法学部を採用するであろう法務・研究職などは考慮しない。

文系・理系による差は学部卒だと、まずないだろう。ただ、最近は理系学部、特に工学部などは大学院進学が一般的になりつつあるので、文系の学部卒と理系の大学院卒という比較の方がいいかもしれない。そうした場合に文系が有利か、理系が有利かというのは業種によって変わってくるだろう。ある大手メーカーなどは文系学生の数倍の理系の学生を採用していたりする。やはりメーカーは技術が売りであるから技術者としての人材を確保したいからである。

では、金融やマスコミといった業界で見るとどうだろうか?全くと言っていいほど違いはないだろう。僕達が学生のころは、理系の人間は社長になれないなどと言われていた。文系の人間がマネジメント(管理職)をする人材として育成されるからだ、というのがその理由である。現在では、理系(技術系)の社長はたくさん出てきてるし、もともと存在している。

また、文系の学部の中でも法学部はつぶしが利くからいい、などとも言われた。これも事実無根であろう。

こうして考えていくと、文系・理系の違いはなさそうである。

次回は、就職の際に「英語」が関係あるかどうかを書いてみる。
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2005年04月25日

就職における男女差

就職における男女差はあるのだろうか?これについて考えてみたいのだが、あまりきちんとリサーチというか聞いてみたことはない。だからあくまで僕の主観というか、社会人をやっているものとしての感覚で語らしてもらう。

まず、大企業についてはほとんど差をつけてはいないだろう。ただ、現実問題としてまだまだこのあたりは日本企業は遅れているので、結婚・出産、特に出産で休まれることをリスクとして考える傾向がある。なので、就職活動時点でもし採用しようかどうしようか迷っている人材が2人いて、どちらかを落とさなければいけない、という状況においては女性を落とすという可能性はある。だが、入社した後は以前に比べると男女差はなくなってきている。出世という面ではどうかわからないが、育児休暇をとるときに嫌がらせされるなんてことは大企業に限ってはまずない。もし、そんなことをされたら労働基準監督署にでも駆け込めばいい。この点外資系はやはり日本企業よりも一歩進んでると言わざるを得ない。ただ、いろんな意味で外資系はお勧めしないが、女性にとってはいいかもしれない。

話を就職活動に戻そう。以前、男女雇用機会均等法を施行され、その後バブル時に女性の総合職がもてはやされた時期があった。その当時総合職で採用された女性たちは、後に結婚・出産で退職した人が多かったのではないだろうか。そのトラウマというか反省があるので、女性の採用に対して慎重になる、ということはあるかもしれない。が、しかし、結論としては就職における男女の差は大企業に限ってはないだろう。ただし、中小企業で遅れているところはたくさんあるので、注意が必要である。女性の採用に積極的でないところは多い。女性は、いくら自分が行きたいと思っている企業でも、そんなことをする企業に入っても苦労するだけなのでこちらから遠慮しておこう。

次回は、文系、理系の違いを考えてみたい。
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2005年04月23日

日本経済新聞

本日(4/23)付日本経済新聞「NIKKEIプラス1」13面、「お助け得急便」に大象塾代表である私のコメントが掲載されております。良かったら、見てみてください。
posted by まっちゃん at 12:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月21日

学歴

学歴について書いてみよう。企業は学歴についてどう考えているのであろうか?はっきり言うとかなり重要な基準である。みもふたも無いようなことを言うと、いわゆる有名企業は東大・京大など旧帝国大学や一橋・東工大などの上位国立大、あとは早・慶をまず採用する。あとは語学やその他の要素を考慮しながら、それぞれの大学から採用していく。

もちろん、こんなことは企業側が言うはずもないし、就職活動のマニュアル本が書くはずもない。企業が言うと問題になるし、マニュアル本は売れなくなってしまう。当たり前だが、僕は別に大学で人を判断するわけではないし、上記以外の大学をバカにしているわけでもない。個人同士が付き合うのに学歴は関係ない。これだけは勘違いしてほしくない。

ただ、企業が学生を採用するということの中身を考えてほしい。それは、企業の中に採用という業務を担当している人がいる、ということだ。つまり彼・彼女はその仕事をすることで給料をもらい、その仕事の成果で評価をされているということだ。サラリーマンに限ったことではないが、会社員というものは特に失敗して自分の評価が下がることを極端に恐れる傾向がある。それが最悪の形で問題になったのは、三菱自動車のリコール隠しなどだ。

それがどう学歴とつながるか?同じような人材がいたとして、一人は偏差値の高い大学、もう一人は聞いたことのないような大学だとする。さて、人事の担当者はどちらを採用するか?100%に近い確率で偏差値の高い方を採用する。なぜか?偏差値の高い大学出身の人材を採用して失敗するよりも、聞いたこともないような大学出身者を採用して失敗した方が批判が大きいからだ。「あの大学出て使えないならしょうがない」と「なんであんなの採用したんだ!」となるのとの違いだ。

採用する側が人間である以上、会社員という人種である以上しょうがないことだ。また、たった数回の面接で仕事ができる人材かどうかなんかわかるはずもない。だから無難に偏差値の高い大学出身者から採用していくのだ。もちろん一部の企業のように学歴不問のところもある。ただそれらはまだまだ例外に近い。会社に入るということでは、大学がどこかで歴然とした違いはある。しかし、いったん会社に入ると、仕事ができるできないに大学は全く関係ない。これは僕の実感だ。東大出ていてもほんとに使えない奴はいるし、たいしたことない大学出てる人間がすごい仕事ができたりする。企業もそれはわかっていて、入社時に配属などで差をつけるが、勤続年数を経ていくと学歴はぜんぜん関係なくなっていく。

上記の大学は就職に確かに有利だ。ま、ただそれだけのことだ。長い人生を考えると卒業して10年もすると関係なくなる。

次回は、男女で就職に有利不利はあるのかを考えてみる。
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2005年04月20日

コミュニケーション能力

現在、企業が求める人材は「コミュニケーション能力」が高い人材であろう。コミュニケーション能力が高いと言われるといまいちピンと来ないと思うが、前回も書いたとおりなんら難しいことではなく、「相手の話をきちんと聞き、それを基に自分の頭で考え、自分の言いたいことを自分の言葉で相手に伝えられること」ができる人材がコミュニケーション能力が高いということだ。

就職活動をする際に、絶対に勘違いしてほしくないことがある。「必ずしも企業は特殊な能力をもっている人材や、際立った個性をもった人材のみをほしがっているわけではない」ということだ。むしろ普通の人材がほしいだけだ。普通とは上記に書いたことがちゃんとできる人である。もちろん企業が採用する人材には、特殊な能力を持った人材(例えば、研究職など)もいる。だがその人数は決して多くはない。

よく就職活動のマニュアル本を見ると、エントリーシートで個性を表現する、面接で個性をアピールするということが過剰に強調され、何か特別なことをしないとうからないような印象を与える。よく考えてみてほしい。自分がビジネスパーソンになったとして、あとから入ってくる新人が妙に個性の強いやつばかり(変わり者ばかり)だとやりにくいだろう。少なくとも僕はイヤだ。普通に仕事の会話ができる人間と仕事がしたい。

企業が求めている人材は、特殊な人間ではなく普通の人間であるということを理解してほしい。ただしこれは何も準備しなくてよいということではない。自分のことを相手に伝えるためには、しっかりと自己分析をして話すことを準備しておく必要がある。

次回は、「企業が求める人材」というカテゴリの中で学歴というものを考えてみようと思う。少々夢のない話になる可能性があるが、誤解しないで意図するところを汲んでいただきたい。
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2005年04月19日

採用増だけど。。。

前回、企業が採用人数を増やしているものの、バブル期のように猫も杓子も採用するということにはならない、と書いた。当然ながら、採用枠の絶対数は増えているので、個々最近の就職環境よりは楽にはなるだろう。ただ、企業の人材を採用する際の選定する基準はかなり厳しい。

バブル期にはひどい話をたくさん聞いた。とにかく行けば内定をもらえるという状況に近かったんじゃないか。また、特に女性の社会進出がもてはやされて、女性の総合職が流行った。そんな誰でも内定ももらえるような時代、学生でもやたらに金回りが良かった時代に真剣に考えて就職しただろうか?答えは否である。

彼らと一緒に仕事をしてまず驚くのは、全く何も考えていないことだ。そのくせ自信満々で仕事ができないとは思っていない。だが、意外と権威に弱いところがあり、新しいものを創り出すことはできない。つまり、上の世代に頭が上がらない。はっきり言ってこの世代は会社のお荷物になっていると思う。

そんな人材を分別もなく採用した反省から、今後採用を増やしても人材の質には企業はこだわるはずだ。だから採用が増えるからと言って安心してはいけない。では、企業がこだわる「人材の質」とはなんなのか、どんな人材が質が高いといえるのか。これは意外に難しいものではない。「きちんと相手の話を聞き、それを基に自分の頭で考え、自分の言いたいことを自分の言葉で相手に伝えられること」ができる人材を企業は求めている。次回は企業が求める人材について書いてみる。
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2005年04月18日

人材不足

就職活動をする際に、ちょっと頭に置いてみてほしい話を書こうと思う。今、企業で何が起きているか。きちんとリサーチをしたわけではないので、あくまで僕の主観であるが実際は人材不足という事態が起きていると思う。意外に思うでしょうが、これが正直なところだろう。

人材の採用、適正規模での事業の運営というものに正解はない。それゆえに経営者は日々頭を悩ませ工夫をしている。バブル崩壊後、失われた十年などと言われながら企業はリストラを一所懸命行った。結果、大量の中高年の雇用者(人件費が高い)をレイオフし、コストダウンをはかり利益を生む体質になっていった。

日本の人口ピラミッドを考えてもらいたい。現在どの層が人口が多いかというと、団塊の世代といわれる50代後半の世代だ。その世代が年功序列により給料が高くなり、しかも人数が多いことから企業のコストを圧迫した。

企業はなんとか利益を生み出せる体質を作り、現在の利益はバブル期よりも多いのである。利益が落ちた、リストラした、利益が出るようになった、さて次にくるのは何かというと投資をしてさらなる拡大である。企業は人・モノ・金で動く。ここで企業はやっと「あれ、拡大するには人材が足りないんじゃないの?」と気づくのである。なぜか。ただでさえリストラで減らした人材なのに、最も人口が多い団塊の世代が2-3年すると引退し始めるからだ。

しかも表に出てきていないことだが(かなり僕の偏った私見だが)、現在の40歳前後くらいの人材が全く使えないのだ。彼らはびっくりするくらい仕事ができない。この人たちはどういう人たちかというと、バブル全盛時に大学生もしくは就職した世代だ。なんせ会社説明会に参加するだけで交通費1万円とかもらえた時代だ。僕の実感としては、この世代は本当にひどい。会社の経営陣もこの世代の取り扱いには実は困っているんじゃないか、と僕は思っている。

上記は少し余談だが、現在の採用増というトレンドはあと2-3年続く。だから今までよりは楽になるのだが、厳しい環境は依然続くと思う。次回に詳しく書きたいが、バブル世代という使えない人材を大量に採用した反省から、人材の質に対する企業の目が厳しくなっているからだ。
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2005年04月17日

自分に向いてる仕事

どんな仕事が自分に向いてるかは、はっきり言ってやってみないとわからない。たとえ自分に向いていると感じ最初は面白かったりしても、途中で飽きたりする。そんなことを言っても始まらないので、もう少し具体的に考えてみよう。

こんな仕事をやりたいな、と感じ始めるきっかけは本当に千差万別だろう。本を読んで感動した、ニュースを見て憧れた、好きな俳優がドラマで演じてていいと思った、尊敬する人がやっている仕事、学校の先生に紹介してもらった、などなどである。最初は漠然とした憧れであろう。そのやりたい仕事には資格が必要かもしれない。弁護士、会計士などは最初にそれに就いてしまうとあまり疑問も感じず(感じてるかもしれないが)、一生それを続けていくことになる。また、研究職などちょっと特殊な場合もブレが少ない。それらの職業はかなりのモチベーションがないと、最初から就くことが難しい。最初から就くことが難しい仕事は後々もそんなに変えようとしないものである。

それとは違って、食品に関わる仕事がしたい、商社で環境に関わるビジネスをしたい、などや、もっと漠然とした営業をやりたい、マーケティングの仕事がしたい、広報をやりたい、などになってくると少々事情が違ってくる。というのも、外資系は別にしても日本の会社の場合は人事部が配属を決めるため、入社前の自分の希望が通るとは限らない。もちろん希望は聞いてくれるが、さまざまな大人の事情(単にある部長があなたのことを気に入ったとか、なんとなくあまったところに配属した、など)で配属は決まっていく。じゃあ、自分に向いてる仕事なんて考えても意味ないじゃん、などというなかれ。

業界、業種がある程度絞れたら、という前提だが、とりあえず大きな会社に入っておくことをお勧めする。もちろん簡単でないことは百も承知で言ってる。なぜかというと、希望に合わない仕事をさせられたりしても、くさらずきちんと仕事をして結果を出していれば希望する仕事をさせてもらえる。企業もそれほどバカではないので、優秀な人材のモチベーションを下げるような人事はしないものだ。ここでのポイント仕事ができきちんと結果を残せるということ。できない君、できないちゃんではダメです。大きな会社だと転職をせずに職を変えることができるので、リスクが少ない。

最後に。これは後で詳しく述べたいのだが、日本に来て間もない(15年以内くらい)外資系の会社は就職先としてはお勧めしません。日本社会における社会人としての身のこなしが身につきません。つまり、きちんとした教育を受けることができないということです。
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就職活動

「働くこと」の中で簡単にふれましたが、就職活動についてもう少し書いてみようと思います。就職活動ってなんか変なイベントですよね。みんなが同じようなスーツを着て、話したこともないような言葉を話す。いっせいに会社訪問を始め、いっせいに面接が始まり、いっせいに内定をもらう。やっと通年採用みたいなことをやる企業も出てきたものの、まだまだ春先に同じように採用活動をしている。

当然ながら、そんな企業の動きに合わせて学生のみんなも動き出す。なぜ働くのか、仕事とは何なのかをそんなに考えないままなんとなく流されて、気づけば内定をもらった企業に大した疑問ももたないまま入社していく。インターネットが発達したために、情報があふれすぎてて何を選んでいいのかわからない。ひとたび就職活動サイトみたいなものに登録した途端に、1日に十通以上もメールが届く。

よっぽどきちんと自己管理をしていないと、なんだかわからないうちに終わってしまう。就職活動って冷静に活動しないと後悔が残る。実際に企業に行ってみると、担当者は「入れてやるよ」みたいな態度に見えるかもしれないけど、実は企業も優秀な人材を他の競合企業に採られたくないから内心結構ドキドキしてる。ましてや、今は少子化で学生が少なくなってきてるから余計に一生懸命考えてる。

だから、学生の側もそこにうまくつけこむといい。微妙に各社の採用の方針は違うし、そんなのはいくつか同じ業界の会社説明会にいくつか参加して、OB/OGにでも会えばすぐにわかる。

とにかく、就職活動というイベントの独特の雰囲気に流されず、自分なりの戦略を持って冷静に動くことが大切だろう。
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2005年04月15日

働くこと

なぜみんな働くのでしょうか?

憲法的に言うと、「勤労」は国民の義務です。だから働くのか?そうではないでしょう。大げさな話になりますが、僕は働くということは自己表現だと思ってます。人は他人との関わり合いの中でしか自分を認識できません。他人と関わる中でもっとも大切なことは自分を他人に対して表現していく、ということです。

社会的関わりの中で自分を表現していく。寿司職人が自分が作るすしによって自分を表現するように。大工が自分が作る家によって自分を表現するように。営業が売上の数字で自分を表現するように。

そんな自分を表現する場所を探し出すのが、就職です。内定をもらうことがゴールでは決してありません。就職とはそれほど大切な意味を持っているものです。どの会社でどうすれば自分を活き活きと表現できるのか。そういう視点で考えると、就職活動は会社から内定をもらうだけでなく、会社にこちらから内定を出すという場でもあるのです。

自分を活き活きと表現すること、それが働くということです。
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2005年04月14日

就職って何?

就職するって何かをじっくり考えてみたことはありますか?就職する会社、職種、業界などは考えたことはあるでしょう。が、就職することの意味、仕事をすることの意味自体を考えたことはあまりないのではないでしょうか?

僕は10年近く前に就職をしました。みんなが就職活動を始めるときに、就職することって何かを考えました。何度、何時間考えても答えは出ませんでした。それで結局行き着いた答えが就職活動をしないというものでした。実際は目指していた大学院進学をあきらめ、秋に就職活動をはじめある会社に就職しました。全く後悔などしませんでした。ただ、気をつけたのは「みんながやるからやる」というように安易に考えて動くのを止めようということでした。

就職するということは人生における一大イベントです。それまでの自分、これからの自分を考えるのにはとてもいい機会です。まずは、働くということ自体をじっくり考えてみてください。
posted by まっちゃん at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職するって? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする