こんな仕事をやりたいな、と感じ始めるきっかけは本当に千差万別だろう。本を読んで感動した、ニュースを見て憧れた、好きな俳優がドラマで演じてていいと思った、尊敬する人がやっている仕事、学校の先生に紹介してもらった、などなどである。最初は漠然とした憧れであろう。そのやりたい仕事には資格が必要かもしれない。弁護士、会計士などは最初にそれに就いてしまうとあまり疑問も感じず(感じてるかもしれないが)、一生それを続けていくことになる。また、研究職などちょっと特殊な場合もブレが少ない。それらの職業はかなりのモチベーションがないと、最初から就くことが難しい。最初から就くことが難しい仕事は後々もそんなに変えようとしないものである。
それとは違って、食品に関わる仕事がしたい、商社で環境に関わるビジネスをしたい、などや、もっと漠然とした営業をやりたい、マーケティングの仕事がしたい、広報をやりたい、などになってくると少々事情が違ってくる。というのも、外資系は別にしても日本の会社の場合は人事部が配属を決めるため、入社前の自分の希望が通るとは限らない。もちろん希望は聞いてくれるが、さまざまな大人の事情(単にある部長があなたのことを気に入ったとか、なんとなくあまったところに配属した、など)で配属は決まっていく。じゃあ、自分に向いてる仕事なんて考えても意味ないじゃん、などというなかれ。
業界、業種がある程度絞れたら、という前提だが、とりあえず大きな会社に入っておくことをお勧めする。もちろん簡単でないことは百も承知で言ってる。なぜかというと、希望に合わない仕事をさせられたりしても、くさらずきちんと仕事をして結果を出していれば希望する仕事をさせてもらえる。企業もそれほどバカではないので、優秀な人材のモチベーションを下げるような人事はしないものだ。ここでのポイントは仕事ができきちんと結果を残せるということ。できない君、できないちゃんではダメです。大きな会社だと転職をせずに職を変えることができるので、リスクが少ない。
最後に。これは後で詳しく述べたいのだが、日本に来て間もない(15年以内くらい)外資系の会社は就職先としてはお勧めしません。日本社会における社会人としての身のこなしが身につきません。つまり、きちんとした教育を受けることができないということです。


