2005年04月28日

英語と就職その2

前回、英語フォーカスして書いてみたが、就職活動というよりは就職してからという話かもしれないが、英語力=日本語力ということを考えてみたい。

英語力=日本語力と言われてもあまりピンとこないかもしれないが、「英語ができるようになる」ということは何もネイティブっぽい発音をしてスラングをたくさん知っているということではない。「英語力がある」「英語ができる」ということは「英語という言語を使って自分の考えていることを相手に伝えることができる」ということだ。英会話学校などはどちらかというとネイティブっぽくなりましょう、というアプローチである。だから母国で何をしていたかわからないような外国人を雇っていたりする。金髪・青い目だったら母国で大学を出ていなくたっていいかもしれない。もちろんちゃんとした英語学校もある。

話を元に戻そう。絶対に間違ってはいけないのは、言葉は思いを伝えるための道具にすぎない、ということ。社会人になってから感じることは、発音なんてカタカナ英語でもかまわないのだ。大事なのは、「思い」だ。つまり、仕事においては話す内容が大事なのだ。日本の文化を理解し、欧米との文化の違いをきちんと説明する。要するに日本語で日本文化を説明できない人間が、どうあがいても英語で説明できるはずがない。英語圏の国では、小学生でも英語を話しているのだ。欧米と日本の商習慣の違いなどは結構あって、請求書をどういうタイミングで出すかということから違っている。外資系に勤めているとそういうことを説明する必要も結構ある。その場合に、文法が間違っていようが、"a"が"the"になっていようが関係ない。とにかく、自分が何を考えているのかをきちんと伝えなければいけない。日本企業に勤めてても原則は同じだ。

日本人の英語コンプレックスはすごい。だから星の数ほど英会話学校がある。大学生のみなさんに言いたいのは、中途半端に英会話学校なんか行って自分に投資している気になっているくらいだったら、大学の勉強を死ぬほどやったほうがいい。それか自分の興味あることを極めた方がいい。英語ができないなんてどうでもいい。最悪通訳を雇えばいいのだ。それよりも自分が伝えることを何か持っているかどうか、これの方が大事だ。自分の伝えたいことを日本語で伝えられる練習をしてほしい。そうすれば必然的に英語力もアップします。もちろん最低限の文法(中学生程度)はきちんとマスターしてください。

アメリカに1年ほど滞在して確信したことは、国際化というのは自分の国・文化のことを誇りに思いしっかり勉強すること、ということだ。まず自分の国・文化を誇り、相手の国・文化を尊重すること、これが国際化である。
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2005年04月27日

英語と就職その1

英語ができると就職に有利か?この問題を考えるときに、まず最初に「英語ができる」ということはどういうことかを考える必要がある。「英語ができる」にはいくつかパターンがある。

まずは、帰国子女。これも当然いろいろパターンがあるが、例えば高校生までアメリカで過ごし日本の大学を出ましたとかいう場合。当然、英語は会話・読み書き、全く問題ない。が、しかし、この場合は逆に日本語がちゃんとできない場合が多い。もちろんご両親が日本人であると日本語は理解できるし、話もできるのだ。が、英語と日本語の大きな違いをイマイチ乗り越えられていない場合があるのだ。それは敬語。アメリカに滞在していたときに、幼少のころからアメリカで過ごし、両親は日本人というアメリカのカレッジに通っている学生と話す機会があったのだが、敬語がほとんどできない。だから、ものすごく誤解される。なぜなら見た目は完全な日本人なのに、思いっきりタメ口だからとても生意気な奴、という印象を受けてしまうからだ。

英語ができるのだが、日本語・日本文化を理解していないという点で多少損はする。だが、日本の大学を卒業すれば、日本語・日本文化もキャッチアップできるだろうから、就職には結構有利だろう。しかも外資系企業で海外とのやり取りが多い場合には、かなり有利にはなる。

次に、大学まで日本にいて在学中に1-2年留学した場合。これも単に海外にいてブラブラしてました、くらいでは売りにならないだろうが、カレッジに通う、交換留学、などであれば結構有利になる。

次に、1ヶ月-半年程度の短期で留学してた場合。「英語」という意味ではこれはほとんど売りにはならない。もちろん、そこで得た経験をきちんと話しできればそれはそれで売りになる。

次に、留学などの経験はないものの、TOEIC・TOEFL・英検などのスコアや級をもっている場合。TOEIC800点以上とかだったら多少の売りにはなると思うが、それほど有利にはならないだろう。ないよりあったほうがマシという程度。

次に、英会話学校に通ってましたという場合。これは売りにはしないほうがいい。

僕は2社外資系(欧と米)の会社を経験しているが、さほど英語は重視されない。が、使う機会は本社の人間とのミーティングなどでたまにある(もちろん部署によって英語の重要度は違う)。全くできないというのは問題だが、なんとかなるものだ。しかも、その程度の英語は日本のそこそこの大学を卒業すれば、社会人になって勉強してもなんとかなる。ただ、外資系の会社だと出世していくごとに英語を使う機会が増えていくので注意。

僕なりに考えた最適な方法は、日本の大学に入って在学中に1-2年海外の大学に留学することだろう。もしくは、大学を卒業し海外の大学院を卒業することだ。中身がともなった英語力ということで評価される。英語力をアップするためには日本語力をアップさせることだ。

次回もこの話題で書いてみたい。英語力=日本語力というところをもう少し掘り下げてみる。
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2005年04月26日

文系、理系

就職の際に文系、理系、または学部によって有利不利はあるのだろうか?この場合、学部に直結するような職種、例えば法学部を採用するであろう法務・研究職などは考慮しない。

文系・理系による差は学部卒だと、まずないだろう。ただ、最近は理系学部、特に工学部などは大学院進学が一般的になりつつあるので、文系の学部卒と理系の大学院卒という比較の方がいいかもしれない。そうした場合に文系が有利か、理系が有利かというのは業種によって変わってくるだろう。ある大手メーカーなどは文系学生の数倍の理系の学生を採用していたりする。やはりメーカーは技術が売りであるから技術者としての人材を確保したいからである。

では、金融やマスコミといった業界で見るとどうだろうか?全くと言っていいほど違いはないだろう。僕達が学生のころは、理系の人間は社長になれないなどと言われていた。文系の人間がマネジメント(管理職)をする人材として育成されるからだ、というのがその理由である。現在では、理系(技術系)の社長はたくさん出てきてるし、もともと存在している。

また、文系の学部の中でも法学部はつぶしが利くからいい、などとも言われた。これも事実無根であろう。

こうして考えていくと、文系・理系の違いはなさそうである。

次回は、就職の際に「英語」が関係あるかどうかを書いてみる。
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2005年04月25日

就職における男女差

就職における男女差はあるのだろうか?これについて考えてみたいのだが、あまりきちんとリサーチというか聞いてみたことはない。だからあくまで僕の主観というか、社会人をやっているものとしての感覚で語らしてもらう。

まず、大企業についてはほとんど差をつけてはいないだろう。ただ、現実問題としてまだまだこのあたりは日本企業は遅れているので、結婚・出産、特に出産で休まれることをリスクとして考える傾向がある。なので、就職活動時点でもし採用しようかどうしようか迷っている人材が2人いて、どちらかを落とさなければいけない、という状況においては女性を落とすという可能性はある。だが、入社した後は以前に比べると男女差はなくなってきている。出世という面ではどうかわからないが、育児休暇をとるときに嫌がらせされるなんてことは大企業に限ってはまずない。もし、そんなことをされたら労働基準監督署にでも駆け込めばいい。この点外資系はやはり日本企業よりも一歩進んでると言わざるを得ない。ただ、いろんな意味で外資系はお勧めしないが、女性にとってはいいかもしれない。

話を就職活動に戻そう。以前、男女雇用機会均等法を施行され、その後バブル時に女性の総合職がもてはやされた時期があった。その当時総合職で採用された女性たちは、後に結婚・出産で退職した人が多かったのではないだろうか。そのトラウマというか反省があるので、女性の採用に対して慎重になる、ということはあるかもしれない。が、しかし、結論としては就職における男女の差は大企業に限ってはないだろう。ただし、中小企業で遅れているところはたくさんあるので、注意が必要である。女性の採用に積極的でないところは多い。女性は、いくら自分が行きたいと思っている企業でも、そんなことをする企業に入っても苦労するだけなのでこちらから遠慮しておこう。

次回は、文系、理系の違いを考えてみたい。
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2005年04月21日

学歴

学歴について書いてみよう。企業は学歴についてどう考えているのであろうか?はっきり言うとかなり重要な基準である。みもふたも無いようなことを言うと、いわゆる有名企業は東大・京大など旧帝国大学や一橋・東工大などの上位国立大、あとは早・慶をまず採用する。あとは語学やその他の要素を考慮しながら、それぞれの大学から採用していく。

もちろん、こんなことは企業側が言うはずもないし、就職活動のマニュアル本が書くはずもない。企業が言うと問題になるし、マニュアル本は売れなくなってしまう。当たり前だが、僕は別に大学で人を判断するわけではないし、上記以外の大学をバカにしているわけでもない。個人同士が付き合うのに学歴は関係ない。これだけは勘違いしてほしくない。

ただ、企業が学生を採用するということの中身を考えてほしい。それは、企業の中に採用という業務を担当している人がいる、ということだ。つまり彼・彼女はその仕事をすることで給料をもらい、その仕事の成果で評価をされているということだ。サラリーマンに限ったことではないが、会社員というものは特に失敗して自分の評価が下がることを極端に恐れる傾向がある。それが最悪の形で問題になったのは、三菱自動車のリコール隠しなどだ。

それがどう学歴とつながるか?同じような人材がいたとして、一人は偏差値の高い大学、もう一人は聞いたことのないような大学だとする。さて、人事の担当者はどちらを採用するか?100%に近い確率で偏差値の高い方を採用する。なぜか?偏差値の高い大学出身の人材を採用して失敗するよりも、聞いたこともないような大学出身者を採用して失敗した方が批判が大きいからだ。「あの大学出て使えないならしょうがない」と「なんであんなの採用したんだ!」となるのとの違いだ。

採用する側が人間である以上、会社員という人種である以上しょうがないことだ。また、たった数回の面接で仕事ができる人材かどうかなんかわかるはずもない。だから無難に偏差値の高い大学出身者から採用していくのだ。もちろん一部の企業のように学歴不問のところもある。ただそれらはまだまだ例外に近い。会社に入るということでは、大学がどこかで歴然とした違いはある。しかし、いったん会社に入ると、仕事ができるできないに大学は全く関係ない。これは僕の実感だ。東大出ていてもほんとに使えない奴はいるし、たいしたことない大学出てる人間がすごい仕事ができたりする。企業もそれはわかっていて、入社時に配属などで差をつけるが、勤続年数を経ていくと学歴はぜんぜん関係なくなっていく。

上記の大学は就職に確かに有利だ。ま、ただそれだけのことだ。長い人生を考えると卒業して10年もすると関係なくなる。

次回は、男女で就職に有利不利はあるのかを考えてみる。
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2005年04月20日

コミュニケーション能力

現在、企業が求める人材は「コミュニケーション能力」が高い人材であろう。コミュニケーション能力が高いと言われるといまいちピンと来ないと思うが、前回も書いたとおりなんら難しいことではなく、「相手の話をきちんと聞き、それを基に自分の頭で考え、自分の言いたいことを自分の言葉で相手に伝えられること」ができる人材がコミュニケーション能力が高いということだ。

就職活動をする際に、絶対に勘違いしてほしくないことがある。「必ずしも企業は特殊な能力をもっている人材や、際立った個性をもった人材のみをほしがっているわけではない」ということだ。むしろ普通の人材がほしいだけだ。普通とは上記に書いたことがちゃんとできる人である。もちろん企業が採用する人材には、特殊な能力を持った人材(例えば、研究職など)もいる。だがその人数は決して多くはない。

よく就職活動のマニュアル本を見ると、エントリーシートで個性を表現する、面接で個性をアピールするということが過剰に強調され、何か特別なことをしないとうからないような印象を与える。よく考えてみてほしい。自分がビジネスパーソンになったとして、あとから入ってくる新人が妙に個性の強いやつばかり(変わり者ばかり)だとやりにくいだろう。少なくとも僕はイヤだ。普通に仕事の会話ができる人間と仕事がしたい。

企業が求めている人材は、特殊な人間ではなく普通の人間であるということを理解してほしい。ただしこれは何も準備しなくてよいということではない。自分のことを相手に伝えるためには、しっかりと自己分析をして話すことを準備しておく必要がある。

次回は、「企業が求める人材」というカテゴリの中で学歴というものを考えてみようと思う。少々夢のない話になる可能性があるが、誤解しないで意図するところを汲んでいただきたい。
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